【症例紹介】腹腔鏡を用いた犬の避妊手術

2025年08月10日

JPB動物医療センター千葉では、2025年4月より腹腔鏡設備を導入しました。

今回は、腹腔鏡を用いた避妊手術を紹介させていただきます。

腹腔鏡設備について

腹腔鏡による避妊手術
のメリット

腹腔鏡による避妊手術は、通常の避妊手術より費用は高くなりますが、動物にとって以下のようなメリットがあります。

・開腹手術に比べて低侵襲であり、傷口が小さい

・傷口が小さいことで、出血も少なく、術後の痛みも少ない

・傷口が小さいことや痛みも少ないことで、回復が早い

手術中の様子

手術中はモニターを見ながらお腹の中を確認していきます。

 

手術後の傷

傷口は5mm程度のものが複数のみで通常の避妊手術よりも小さい傷口となっております。

小型犬から大型犬まで手術を行っています。

8カ月のヨークシャーテリア

1歳2カ月のジャックラッセルテリアの女の子

1歳のラブラドールレトリバーの女の子(28kg)

抜糸後の傷

傷口はとても小さく、小さい傷口となっております。

抜糸後1か月後

毛も生えてきており、傷口はほぼわからなくなっています。

 

小型犬だけでなく、大型犬でも腹腔鏡による避妊手術は実施可能です。また、他にも潜在精巣や肝臓生検、膀胱結石摘出などでも用いることが可能です。腹腔鏡手術をご希望の際は当院までご相談ください。

ご予約はこちら